映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
毎年1月1日は映画を観に行くと決めていて、
観に行ってまいりました。
前評判が良かったので楽しみにしてたんだけど、
なんだかあまりノリきれなくてちょっと残念。
そもそもがスターウォーズ・シリーズ自体、
そんなに詳しくないので話に付いていけてない
という理由もあったのかもしれないけど、
去年観た「ローグ・ワン」のほうが
スターウォーズらしくておもしろかった。
「スターウォーズらしさ」ってやっぱり
80年代映画の良さの上に成り立っていて、
シンプルで単調だけど「観せ方」には
すごく拘っている演出がそれだと思う。
「ローグ・ワン」はそれをちゃんと踏襲して
いたのだけど、「最後のジェダイ」では、
あからさますぎる性的メタファーだったり、
気持ち悪いカイロのムキムキ筋肉だったり、
キャラ受け狙いの鳥みたいな生き物だったり、
現代的アプローチが逆にあざとく見えてしまう。
特別出演のベニチオ・デル・トロさんだって、
決してそれが悪いわけではないんだけど、
演技がずば抜けて上手で、返って目立つ。
結果、「スターウォーズ」の良さっていうのは
狙っていないところにあるのだという結論です。
演技や映像のクオリティーよりも、
観客がハラハラドキドキしてもらう
エンターテイメント性を優先させる。
それがルーカスやスピルバーグが作り上げた
80年代映画のすばらしさですね。(●'ᴗ'●)✧